■ 狐の医療記録

学校終わってから速攻で病院へ。

受付にて体のドコがどういう風に悪いのか用紙に記入。

もちろん「股間。かゆい。」と。

ロビーにて堂々と座る。

すると隣に二人の高校一年生男子が座る。

これがうぜえ。

二人で彼女について二時間喋り続けやがった。

もちろん知らない奴らだからどうでもいいのだが、

「彼女の家でヤった」とか、そんな話ばかりしやがる。

もう一度言おう。二時間ぶっとうしである。

俺は「てめえら喧嘩売ってんのか！こちとらイン○ンかもしれないって泣きそうなんだバーロー！！彼女とのセクースどころかこれからの性生活も危ういんだクソがああああ！！」

って言いたかったが、あいにくと俺の股間がかゆみで疼いていたのでひとまず押さえた。

俺の股間が本調子ならあいつらは死んでたよ…

しかし俺も何もせず二時間は過ごせない。

暇つぶしに携帯を取り出した。

が。

垣原の卑劣な行為により電池を失っていた。

俺は心で泣いた。

おろろろろーん。

目の前にはアソパソマソの絵本が置いてあったが流石にやめた。

つまり、二時間も隣で彼女とのセックル話を聞かされながら何もせずいたのである。

まあ本題はこの後だ。

俺の名前が看護婦に呼ばれる。

そして診察室に足を踏み入れた。

…

っていうアレで結局インキ○じゃなくて「あせも」だったとさ。

めでたしめでたし